自宅を綺麗に保つことに気を使っている方は非常に多いかと思いますが、「実家」に関してはあまり意識しない方がほとんどでしょう。
実家は「そこに暮らしている親がするもの」という感覚になるのは当然ですから、意識が向かなくてもおかしくありません。
同居しているのであれば話は別ですが、別に住まいがある場合には実家の清掃面は気にしないはずです。
しかし、親世代が高齢化すると実家の状態は悪化しやすいものです。
そこで今回は、「子ども世代が悩む親の家問題(実家の片付け)」について解説していきたいと思います。
親の高齢化に伴い実家の清掃面を考慮することも必要に
親が現役世代40代~65歳であるならば、その生活に介入する必要はありませんし、介入すべきではありません。
しかし、親が高齢者になったならば、生活面の介助が必要となる可能性があることを意識すべきです。
高齢者となった場合はもちろん、配偶者がなくなり独り身となった場合や大きな怪我を負ったり病気を患った利した際には、生活面の介助を考えるべきかもしれません。
親にもプライドがあるため、自分たちから「手伝ってほしい」とはなかなか言えないものです。
長年暮らしていく中で家具や家電、衣類、雑貨などが増えてしまい心身の状態によって清掃面も行き届かなくなるケースは多いため、子ども世代から積極的に提案してみましょう。
実家を片付ける方法
それでは、実際に親が住む実家を片付ける方法をいくつか挙げていきましょう。
注意点としては、家族とはいえ勝手に片付けを行ってはいけないことです。
例えば、「この部屋だけでも掃除しようか?」「不用品重いから片付けるのしんどいでしょ?手伝ってあげるよ」というような言葉を掛け了承を得てから実行に移しましょう。
①休日を利用し親と一緒に掃除をする
前述した通り、親にもプライドがあるため子どもにすべて実家の片付けをしてもらうことに対して抵抗感があるケースも多いものです。
そこで、「一緒に片付けしよう」と提案してみるのもおすすめです。
「重いものは自分がするから、指示してね」と一緒に片付けをするような感覚にできれば、きっとそれほど嫌悪感を感じずに片付けに協力してくれるはずです。
この時、親があまり踏み入られたくないような場所は避けて最も嫌悪感を感じなさそうな場所から始めると良いかもしれません。
②不用品回収業者に依頼する
最も効果の高い片付けとしておすすめなのが、「不用品回収業者」の利用です。
不用品回収業者は、軽トラや1.5t車、2t車といった車両に不用品を積んで処分してくれるため、家具や家電、雑貨などを一気に減らすことが可能です。(家電は回収できないものもあり)
価値の高いものを買い取ってくれるケースもあります。
例えば、「不要なものに付箋貼っておいて」と親にお願いし、実行してもらえば、あとは業者が指定した日時に訪問し運び出してくれます。
処分するものはある程度まとめておくと良いですが、動かすのが難しい家具などはそのまま付箋だけ付けておけば持って行ってもらえます。
ただし、一気にものが減ると精神的な寂しさを感じる可能性があるため、親の精神的負担を和らげるために2回に分けるといった工夫をすると良いかもしれません。
③ハウスクリーニングや家事代行を依頼する
不用品回収業者に家具などを処分してもらったならば、次はハウスクリーニングに実家の清掃を依頼しましょう。
「一度ハウスクリーニングに清掃依頼するとびっくりするくらい綺麗になるよ」と親に伝え、経済的に余裕がなさそうならば費用を負担するのも良いでしょう。
・浴室 12,000円~18,000円程度
・キッチン 12,000円~20,000円程度
・トイレ 7,000円~10,000円程度
・洗面所 6,000円~9,000円程度
・エアコン(一台) 10,000円~15,000円程度
このように、決して安い金額ではありませんが、専門のクリーニング業者が業務用の洗剤と用具を使用して掃除するため、驚くほどの綺麗さが実現できるのです。
また、ハウスクリーニングを依頼するほどではないならば、家事代行サービスを依頼して全体的に掃除してもらうといった方法もあります。
家事代行サービスならば、「掃除や洗濯などを少しだけ手伝ってもらう」という感覚で依頼できるので、親もそれほど嫌悪感を感じることはないでしょう。
まとめ
今回は、子ども世代が悩む親の家問題(実家の片付け)について解説してきました。
親が高齢となったり病気や怪我によって動けなかったりする場合は、実家の清掃が疎かになっていく傾向にあります。
・休日を利用し親と一緒に掃除をする
・不用品回収業者に依頼する
・ハウスクリーニングや家事代行を依頼する
上記のような方法を実践することで、実家を綺麗に保つことができるでしょう。
興味がある方はぜひ親の了承を得た上で、実践してみてはいかがでしょうか?
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